=デモンストレーション10日前のドタキャンの連絡=

久し振りの投稿が、怒りのブログになってしまいます。

今年に入って、都内の精神科病院様の医療DX構築のお手伝いをしています。

以前のブログでも書いていますが、「課題調査・分析」から始まり、「システムの抽出」・「システムの評価・絞り込み」などを

経て、システム(結果的に電子カルテ)の選定を進めました。

その過程で、絞り込んだ数社に対してデモンストレーションをお願いしました。

それぞれ2日間のデモンストレーションで、院内の各部署ごとに時間割を決めて、集中的にデモと質疑を行い、

多くのスタッフに方々に評価(アンケート)して戴きました。

各社、事前に日程を決めて、更には病院のスタッフの方々に、デモに参加する時間を調整して戴きました。

日常業務を続ける中で時間を調整して戴くのは、大変なことでした。

にも拘わらず、古くから精神科向けの電子カルテを開発・販売しているその企業は、10日前になってキャンセルを

申し出てきました。

デモの時間割に合わせて業務を調整して時間を作って戴くのに、現場はどれほど苦労されたか。

各社にお願いしていたのは、「病院スタッフが本来の業務に専念でき、患者様の笑顔を増やす」ための医療DXの提案でした。

キャンセルの理由として、彼らの目指しているものが、従来の業務システムとしての電子カルテではないようで、私や病院の期待に応えられないとの事でした。

どんなに立派な理屈があっても、現場の苦労を解消できないサービスやシステムは信用できません。

患者さんを笑顔にできないサービスやシステムは信用できません。

しかも、病院側に迷惑をかけた事に気が付いていない経営者も信用できません。

今日(2025年7月16日)から開催されている「国際モダンホスピタルショー」に出展されているようなので、

どれほど立派なシステムなのか、確認してこようと思います。

感想は、改めて投稿しますので、お楽しみに。